相続したくない建物の相談事例

相続というと普通皆さんは、資産が増える現金が増えるというイメージがありますが、中にはこれにはかかわりたくないという様な物件もあります。

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さて今回の依頼者は司法書士を介して物件の売却の依頼でした。

相続された方は首都圏にお住まいの老姉妹です。

もちろん子供さんも一緒に来店されました。

3人姉妹の一番下の妹さんの物件です。

 

相続登記に実に2年の歳月がかかりました。

別にもめている訳でもなく、ただ単に相続人の子供さんたちが揉め事に親が巻き込まれるのを警戒して相続登記が進まなかったという理由でした。

一番下の妹さんは内縁の夫と暮らしていました。

当時DVなどの問題があり、別れるように再三アドバイスしたにもかかわらず、ずるずると時間だけが過ぎていったそうです。

その内にDVが原因で精神的は病気になってしまい自ら命をたってしまったようです。

その男性はその後も平気でその物件に住み続け、再三出て行くように姉妹達が通告したにもかかわらず病気で施設に行くまで勝手に住んでいたそうです。

そんな物件など誰もほしいとは思わず、放棄しようにもできなかったのですが、誰かがやならければ亡くなった妹さんもうかばれないだろうということでやっと売却までこぎつけたという訳です。

 

不動産業者としてはお聞きした内容は買主にすべてお話しして納得した上で購入して頂きます。

当然金額も安くなっていまいましたが、なんとか売却できました。

建物は解体更地にしてお渡しします。

建物の中にまだ荷物がだいぶ残っていたので業者に処分を依頼します。

 

この時、業者も処分を嫌がるものがあります。

それは仏壇、遺影、位牌、神棚などです。中でも絶対処分できないのは遺影と位牌です。

これだけは相続人にお持ち帰りしてもらいます。

このような場合、権利書などの大事な書類と仏壇関係は先に処理することが大切です。