相続した建物が借地権付建物の場合の事例

相続したのは建物だけです。

土地を地主さんから借りて借地料を払いそこに家を建てている方はたくさんいます。

平成4年に借地借家法が成立しました。

それ以前は旧借地法とよんでおります。

今回の相談者の親は昭和40年代から住んでいらっしゃったそうなので、もちろん旧借地法が適用されます。

 

どこで聞いてきたかわかりませんが、相談者の息子さんはこの権利を使って建物の権利を売却し早くお金に換えたいようです。

依頼内容は「借地権割合が50%あるから土地の時価の50%で建物の借地権を地主に買い取ってもらいたい。」

また、それが当然であるかのごとくお話しをされました。

 

誰かにお金になると吹き込まれたようです。

借地権ほどデリケートな問題はなく、一歩間違えればトラブルになり、それが引き金となり後の相続人まで引き継がれる問題となることもしばしばあるほどです。

 

まず、そんな簡単な話しではないと説明し、法的な内容と感情は違うものだということをご理解頂こうとしましたが、聞く耳を持って頂けませんでした。

仕方なく、弊社では受けかねると丁重にお断り申し上げました。

 

その後、他社様でやったそうですが、業者の中には不確かなことを吹き込んでしまう方がおります。

結果2年程経過し、再度弊社にご来店されました。

どうしようもないので何とかしてもらえないかと来られましたが、感情がもつれてしまっている以上どうしようもできません。

 

なぜこうなってしまうのかは借りている側と貸している側では感情が全く違うからです。

これには法的根拠は必要ありません。

法律が影響できない感情の世界があるからです。

お金に目がくらんで一方的に主張だけしてもうまくいくはずはなく、あげくのはてに相手を怒らせて終わりという最悪のパターンをとってしまったという事例でした。

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