相続争いを避けるため、相続物件を現金化した事例

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今回の依頼人はまだお元気です。

家具関係の製造、卸を営んでいらっしゃいました。

景気のよかった頃土地、建物を購入し賃貸で貸しております。

 

収益があるのに何故売却したいのか理由をお伺いしました。

年齢は75歳です。

この年齢になると周りの友達はひとりまたひとりと亡くなっていき、元気なのは自分だけでほとんどの友人は病院通いをしているそうです。

 

それに子供達は県外に居をかまえもどって来る事もないため、あとで兄弟同士が醜い相続争いをしなくてすむように、現金化したいという意向です。

 

ある年齢にならないとわからない気持ちですね。

 

一度にあれもこれもやるのは大変だということでひとつひとつ解決していきました。

 

賃貸しているということは賃借人がいるということです。

 

ひとつめは戸建ての住居でした。

老朽化していて大地震がくれば倒壊の危険性が高い物件です。

この物件は解体して、土地として売却するしかありません。

 

賃借人は70歳、お一人で住んでおられます。

長く住んでおられたのでここから出るのはいやだということで簡単にはいきません。

時間はかかりましたが、住んでいる方に倒壊の危険性を説明し、他の鉄筋コンクリートの共同住宅に引っ越して頂きました。

この方は生活保護をうけておりましたので、市役所とも相談の上引越し費用、入居費用を出して頂きわりとスムースに売却まで至ったケースです。

 

このように賃借人がいる場合は時間と費用がかかることがほとんどです。