相続した建物の排水が浄化槽だった場合の事例

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今回の依頼人は相続人からの相談です。

売却を検討中のかたで、相続した物件は昭和63年に新築された物件です。

物件の調査をしますと静岡市駿河区にあり、下水道工事の拡張中で5年ほど前に工事は完了している地域でした。

建物の排水を調べますと浄化槽を使用していて下水には接続していません。

 

平成12年には浄化槽法の改正(施行13年)がありました。

何が変わったかといいますと、これ以前下水道がない地域はトイレの排水は浄化槽へ流し、キッチン、浴槽の排水は全面道路の側溝へと流していました。(現在もあります)

浄化槽法の改正にともない下水道が新設された地域は速やかに切り替え工事を市町村がお願いしていると思います。

下水道がない地域と平成13年からの新築は合併浄化槽となっております。

これはトイレ、浴槽、キッチンなどの排水はすべて浄化槽に流し、側溝等にはきれいな排水が流れるしくみとなっています。

 

単独浄化槽は側溝に家庭用の雑排水が流れるため、臭いなどの問題が生じるのです。

また下水道の工事が完了してから数年後に下水道の受益者負担金が発生します。

これはそのときの土地の所有者が支払う分担金となります。

(使用していなくても支払い義務が生じます。)

 

このように売却する際に有利になるように下水道が引かれていたら事前に切り替え工事をお勧めします。

又、下水がひかれていない地域で単独浄化槽であれば合併浄化槽にすることをお勧めします。

 

今回は下水道が完備されている地域でしたので切り替え工事を行い売却となりました。